インターネット・カウンセリング
Eメール相談の理論と実践
ビルギット・クナッツ/ベルナルド・ドディエ 著 
斎藤友紀雄 監修解説 寺嶋公子 訳

ほんの森出版 定価(本体2,300円+税)
2007年12月発行 A5判 240ページ ISBN978-4-938874-62-9 C3011  *品切れ・重版未定


<おもな目次>

本書に寄せて ビルギット・クナッツ/ベルナルド・ドディエ

言葉が道をひらく(日本語版のための序文)ビルギット・クナッツ

序文 斎藤友紀雄

まえがき ベルナルド・ドディエ/ビルギット・クナッツ

1 序論
   1.1 状況概観
   1.2 Eメール相談:従来の相談を補うもの
   1.3 Eメール相談の強み
   1.4 相談のツール

2 発達するメディア状況下における社会的発展

3 インターネット・コミュニケーション
   3.1 オンラインは人に限界を設けない
   3.2 匿名 − 皮相的 − 関係性なし?
   3.3 インターネットにおける略語と感情

4 組織的な領域での相談について
   4.1 境界を越えて(距離的限界を越えた働き)
   4.2 内部組織・人的投入・人員計画

5 技術面の必要な措置

6 相談員の資質をめぐって
   6.1 相談員の適性
   6.2 相談員の資格 − その資質を見分けるもの
   6.3 Eメール相談の倫理的視点

7 我書く、故に我在り − Eメール相談の基礎
   7.1 アナログ・コミュニケーション/デジタル・コミュニケー
       ション
   7.2 聴くに代わる読む − 話すに代わる書く
   7.3 メールを書くこと・受けること
   7.4 想定された読者と現実の読み手
   7.5 物語る状況と物語られた状況
   7.6 体験段階・事実関係段階・叙述段階
   7.7 伝達可能な現実
   7.8 悩み(問題)を伝える言葉
   7.9 現実への適応
   7.10 メールの読み手の側(相談員の側)
   7.11 暗黙の読み手と現実の受け手としての私
   7.12 書くと読むとの時間のずれ
   7.13 再構成された事実作り上げられる真実

8 Eメール相談の効果について
   8.1 治癒プロセスとしての自己記述
   8.2 私たちの相談理解
   8.3 カール・R・ロジャーズによるクライエント中心の方法
   8.4 スティーブ・ド・シェイザーによる解決志向の方法

9 Eメール相談の実践
   9.1 4フォイル − コンセプト
   9.2 第1例のメール
   9.3 第2例のメール
   9.4 第3例のメール

10 最も頻度の高いテーマ
   10.1 境界性パーソナリティ障害
   10.2 自傷行為
   10.3 摂食障害
   10.4 うつ
   10.5 自殺
   10.6 青少年
   10.7 日常の関係性からの脱出
       − 期待を込めたサイバーセックスの世界へ

11 おわりに − 展望とまとめ

12 最も大切なこと

インターネット語彙
ネティケット − メールにおけるエチケット
人名註釈
Literatur

訳者あとがき 寺嶋公子

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