登校拒否・引きこもりの二次的反応
かかわりつづける人のために
高橋良臣/著 ほんの森出版 定価1,525円(本体1,500円)
初版2001年8月 ISBN4-938874-24-5 C3037

<一言コメント>
「二次的反応」とは、登校拒否や引きこもりに伴って起きる「困ったこと」のことです。たとえば、昼夜逆転、テレビやゲームや漫画浸けになる、周囲の人を避ける、家庭内暴力などを言います。これら、登校拒否・引きこもりの二次的反応の意味をわかりやすく解説し、「どう対応したらいいか」を具体的に提案します。かかわりつづける親や先生方を応援する本です。

<もくじ>

 まえがき
序 章 登校拒否・引きこもりは“危険”か
 登校拒否タイプと非行タイプ
第1章 登校拒否の子どもにつきあうコツ
 日常生活の乱れをどう理解しどうかかわるか
 人間関係を避け、ゲームなどに没頭する意味
 現実検討能力や思考能力の低下
 子どもの本当の心を聞き分ける
 「保安操作(安全操作)」と対人回避
 登校拒否の子どもの性質・気質
 よい子の落とし穴−対人関係の苦手な子
 登校拒否になったきっかけをどう考えるか
第2章 不安から逃れるための安全操作と二次的な反応
 「二次的な反応」とは
 登校拒否の二次的な反応 1 保安操作(当初の頃)
 登校拒否の二次的な反応 2 うつ的な反応(少したった頃)
 登校拒否の二次的な反応 3 過剰な適応と撤退(中期から後期)
 登校拒否の子どもの抑うつ傾向 1 All or nothing=全か無か
 登校拒否の子どもの抑うつ傾向 2 生活習慣の混乱
 登校拒否の子どもの抑うつ傾向 3 自己責任回避あるいは撤退
 登校拒否の子どもの抑うつ傾向 4 失敗を恐れる、恥や屈辱を絶対に避ける
第3章 二次的な反応としての引きこもりと家庭内暴力
 精神的な引きこもりから社会的な引きこもりへ
 引きこもる子の対人関係
 長期の引きこもり
 引きこもりの青年をささえる家族の方へ
 最近の家庭内暴力の傾向 1
 最近の家庭内暴力の傾向 2
 家庭内暴力に親がなすべきこと
第4章 さまざまな登校拒否
 医師の治療を受けたほうがよい場合 1 日常生活のチェックポイント
 医師の治療を駆けたほうがよい場合 2 身体症状があるとき
 悩まないタイプの登校拒否
 学校社会厭世的登校拒否
 登校拒否の子どもの思春期危機
終 章 登校拒否・引きこもりにかかわる大人へ
 登校拒否の子どもと母親
 教師による家族援助のポイント
 あとがき

<著者紹介>(初版時)
高橋良臣(たかはし よしおみ)
 臨床心理士、牧師、獣医師。
 牧師、獣医師、養護学校非常勤講師などをしながら、1972年5月から登校拒否の子どもたちと生活をともにしてきた。あわせて、家族、教師、医師らと連携してきた。親が子どもの心を理解するために、全国に親の会を設立し、講師として協力してきた。
 1982年からは、登校拒否文化医学研究所所長として、心の相談室、本来のフリースクール・好文堂教室、生活体験学園・大須成学園(ともに文部科学省研究委託施設)を運営している。
 引きこもっている子どもの要請に応じて、かかわることができるメンタルフレンドの研修会を1982年から行い、引きこもっている子どもの家庭に派遣し、多くの成果を上げてきた。
 教育委員会、精神保健機関、医療機関に講師として、また、思春期担当として協力している。
 対人関係療法のかかわりを実践している。

[主な著書]
『いじめは待ってくれない』(ぎょうせい)、『登校拒否にかわる25の視点』『生き方探しとしての登校拒否の研究』(学事出版)、『登校拒否児と生きて』(国土社)他。共著に『不登校・引きこもりの日常』(ほんの森出版)などがある。

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