教育相談コーディネーター
これからの教育を創造するキーパーソン
 
栗原慎二 著
ほんの森出版 定価(1,800円+税
2020年7月発行 A5判 160ページ ISBN978-4-86614-117-6 C3037

<一言コメント>
教育相談コーディネーターの仕事を、理論と実践の両面から具体的にわかりやすく解説!
*本書は『月刊学校教育相談』2020年7月増刊号を単行本化したもので、内容は同一です。

<おもな内容>

プロローグ 教育相談コーディネーターの現在とこれから

第1章 学校教育相談の歩みと現状
1 1950年代から1995年までの歴史的変遷
2 1995年からの歴史的変遷
3 歴史から学ぶ

第2章 学校教育相談と教育相談コーディネーター
1 教育相談にかかわる国の動き
2 教育相談コーディネーターをめぐる歴史
3 文部科学省の考える教育相談コーディネーター
4 教育相談コーディネーターの8つの主な業務
5 教育相談コーディネーターの本当の役割

第3章 求められる学校教育相談とは
1 生徒指導・教育相談はプログラムで動く
2 生徒指導の包括的プログラムの必要性
3 包括的プログラムを展開する際の2つの問題
4 効果的な包括的プログラムの条件
5 学校教育における「個への配慮」
6 発達障害と「個への配慮」とUDL
7 “従来の教育”を見直すとは
8 成長支援と適応支援

第4章 学校教育相談を支える理論
1 成長支援と欲求の関係
2 成長支援の仕組みをつくる:ソーシャルボンド理論
3 現代の学校と取組の方向性:ソーシャルボンドの視点から
4 愛着形成はすべてのベース:愛着理論
5 結果が行動を決める:行動理論
6 簡単に説明できないケースを読み解く
7 学級崩壊事例を理論で読み解く
8 エビデンスと理論をもとに実践を構築する

第5章 学校教育相談の構造
1 支援領域からみた教育相談の構造
2 活動による教育相談の構造
3 学校心理学と学校教育相談
4 目的ベースによる構造
5 実践内容とその機能による構造化
6 一般的な枠組み
7 教育相談の構造と教育相談コーディネーターの役割
8 多層モデルと文化

第6章 学校教育相談の全体像
1 学校教育相談の全体像
2 国の考える教育相談と生徒指導の関係
3 教育相談と生徒指導は基本的に一体
4 教育相談と生徒指導は視点の違い

第7章 開発的教育相談と教育相談コーディネーター
1 ガイダンスプログラムの開発と実施
2 ガイダンスプログラムの運営
3 既存の活動の見直しと再編成
4 担任の開発的教育相談活動の支援
5 教育相談コーディネーターが行う相談室活動

第8章 予防的教育相談と教育相談コーディネーター
1 ハイリスクな児童生徒・授業・学級のスクリーニング
2 気になる事例把握のための会議とその準備
3 援助の方法
4 教師による予防的学校風土づくり
5 子ども同士の支え合う人間関係の育成
6 外部機関との日々の連携

第9章 問題解決的教育相談と教育相談コーディネーター
1 校内チーム支援
2 緊急時の連携
3 外部の専門機関と連携する際に重要なこと
4 拡大ケース会議:緊急時の連携から日々の連携へ
5 守秘の問題
6 ケース会議の新しい波
7 相談室運営と別室運営
8 教育・心理・福祉・医療をつなぐ

第10章 実践モデル:マルチレベルアプローチ(MLA)
1 成長支援のための基本プログラムと校内体制
2 適応支援のシステム
3 教育委員会によるサポートシステム

参考・引用文献
あとがき


<立ち読みコーナー>

目次を読む→PDFファイルを開く

プロローグ p7-10「教育相談コーディネーターの現在とこれから」を読む→PDFファイルを開く

本文を読む p26-30「第2章 学校教育相談と教育相談コーディネーター」→PDFファイルを開く

本文を読む p48-55「第4章 学校教育相談を支える理論」→PDFファイルを開く

本文を読む p84-88「第6章 学校教育相談の全体像」→PDFファイルを開く

本文を読む p130-135「第9章 問題解決的教育相談と教育相談コーディネーター」→PDFファイルを開く

あとがきを読む→PDFファイルを開く

著者紹介・奥付→PDFファイルを開く


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