教師とスクールカウンセラーのための
やさしい精神医学1
LD・広汎性発達障害・ADHD編
森 俊夫/著
ほんの森出版 定価(本体2,000円+税)
初版2006年9月 ISBN4-938874-55-5 C3011

<一言コメント>
 『月刊学校教育相談』での大好評の連載を単行本にまとめたものです。特別支援教育に悩む先生方や、発達障害の子とのかかわりに悩むスクールカウンセラーの方へ!

<目次>

はじめに

第1章 「精神障害」とは何か?
1「障害」と「疾患」
2「精神障害」の定義
3 なぜ精神医学の知識が必要か
4 <診断>は<アセスメント>
5 DSMの限界
6 診断名は、<外在化>的に用いられなければならない
7「こころを病んでいる」なんて言わないで!

第2章 精神遅滞と特異的発達障害(LD等)
1 精神遅滞(MR)
2 学習障害(LD)
3 運動能力障害
4 コミュニケーション障害
5 特異的発達障害全般について
6 「軽度発達障害」について

第3章 広汎性発達障害(PDD)
1 自閉的傾向
  対人相互反応の質的障害
  行動、興味、活動の限定された反復的で常同的な様式
2 自閉性障害
  自閉性障害(いわゆる自閉症)の診断基準
  自閉性障害におけるコミュニケーションの質的な障害
  自閉性障害の合併症・疫学・病因
3 アスペルガー障害
  アスペルガー障害の歴史
  アスペルガー障害の診断基準
  シャーロック・ホームズはアスペルガー障害?
  アスペルガー障害の理解がなぜ重要か?

第4章 広汎性発達障害(PDD)への新しい取り組み
    −−療育プログラムRDIへの誘い

1 今まで「対人的相互反応の質的な障害」はどう扱われてきたか?
2 RDI(対人関係発達プログラム Relationship Development Intervention)の登場
3 対人的相互反応の発達を促進させるポイント
4 <@非言語的コミュニケーションを発達させること>
  「声が出なくなっちゃったゲーム」
  言葉を使わないで、授業ができるの?
5 <A一と一緒にいて何かをすることを「楽しい」と感じられるようになること>
6 公立校中学校でのRDI的要素の実践
7 <B周囲の人々の様子を観察・察知できるようになること(これを「参照」という)>
  「突然現れる怪しい人物」
  「お宝探しゲーム」
8 <C周囲の人々の動きを参照して、それに合わせられるようになること(これを「協調」という)>
  「並んで歩くゲーム」
  ボールを用いたゲーム
  ロープを用いたゲーム
9 さらに難しい課題に挑戦
10 <D「変化」を楽しめるようになること>
  「間違えちゃったゲーム」
  「ルール変更」
  「間違えちゃったゲーム」の意味、または意義
11 <E「白か黒か」ではなく「灰色」の部分を認められるようになること>
  「感情のグラデーション」
  「まあ十分」
12 <F絶対評価/固定的評価ではなく、相対評価/文脈的評価ができるようになること>
13 RDI、そのほか、あれこれ

第5章 注意欠陥/多動性障害(ADHD)
1 ADHD概念の変遷
2 ADHDの診断基準
3 ADHDは小さい頃からその兆候が認められ、また複数の状況において問題が存在する
4 PDDとの関連
5 ADHDの疫学
6 ADHDは増えているのか?
7 ADHDの成因
8 ADHDの予後

第6章 注意欠陥/多動性障害(ADHD)への対応
1 ADHDの薬物療法
  ロメチルフェニデート(リタリン)
  なぜ精神刺激薬がADHDに効くのか?
  薬の効果と、どのようにそれを飲めばいいのか?
  精神刺激薬の副作用
  どのくらいの期間、薬を飲めばいいのか?
2 薬物療法について最低限の知識をもつ必要性
  保護者面接での有効活用
  子どもとの共同作業
  自分自身の安心
3 <@ADHDの認知特性に合わせた対応>
  調子の悪いときは、迷わず「取り出し」
  記憶への定着は視覚刺激で
  その子に合った体感覚を探る
  注意持続時間内でできる課題を渡す
  ADHDのある子には、みんなでかかわる
4 <A一貫した対応>
  スタッフ間で一貫していること
  個々のかかわりの中で一貫していること
5 <B子どもたちの自尊感情や自己効力感を高める対応>
  タイムリーにほめる
  「例外」にかかわる
  ほめる際の留意点
  役割を与える

第7章 青年期までに診断されるその他の精神障害
1 破壊的行動傷害
2 チック障害
3 分離不安障害
4 選択性緘黙
5 その他の障害

おわりに

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