発達が気になる子どもへのグループ指導
学校で組織的に取り組むために
桑田良子/著 ほんの森出版 定価(本体2,000円+税) *品切れ・重版未定
初版2006年4月 ISBN4-938874-53-9 C3037

<一言コメント>
 軽度発達障害のある子にとって、必要なのは「心の居場所」であり、それは同じ年齢の仲間集団です。そこでは、子どもたちが、まさに生き生きとしています。

<本書の構成>

 本書は、特別支援教育を学校で行う一方法としてのグループ指導について解説しました。
 軽度発達障害児を含んだ学級において、いくら配慮した教育を行うとはいっても、彼らに照準を合わせた教育は難しいのが現状です。彼らのペースで、彼らを主役にした教育プログラムを構成して行えるのは、やはり取り出しによる小集団のグループ指導であると確信しています。
 そこで本書は、学校において実際に実行できる具体的な対応や手だてに焦点をあてて解説することを意図しています。
 構成は大きく五つの章に分けています。

  第T章 軽度発達障害児への支援
  第U章 学校への適応を促すグループ指導
  第V章 通常学級で行う個別指導
  第W章 校内支援体制づくりとグループ指導
  第X章 保護者への支援とグループ指導

 特に実践事例を入れながら読んでいただくとイメージがわきやすいように工夫しました。
 「こんなことはできないよ」という声があがるかもしれませんが、人的には、軽度発達障害児の担任が学年を越えて集まり、そこに、TT加配教員、特別支援教育支援員、特別支援コーディネーターを加えて、週1回、力を合わせれば可能な内容と考えます。
 軽度発達障害児への後追いの対応ではなく、これからは、先手で対応し、教育効果を高める取り組みが不可欠です。悩む前にまず実践してみる勇気をもっていただけることが筆者の願いです。

<著者紹介>(2006年初版時)
桑田 良子(くわた よしこ)
大阪府公立中学校教諭を経て、千葉市公立中学校教諭として勤務。
平成2年、1年間、教育相談専門機関で研修。その後は不登校生徒のための適応教室、教育相談専門機関に勤務し、支援を必要とする子どもとその保護者の教育相談にかかわる。平成17年定年退職。その間に、千葉大学大学院学校教育臨床を修了。
現在、千葉市スクールカウンセラー、千葉敬愛短期大学非常勤講師
臨床発達心理士。学校心理士。

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