不登校・引きこもりの日常 親の疑問に答える

 はじめに

 この本は、不登校・引きこもり・家庭内暴力の子どもと、毎日顔を合わせ、かかわっていて、混乱しているお父さんお母さんのために書いたものです。親たちが望まないことを要求し、親が望むことをしない子どもをどう理解したらいいのか、親の会などでそんな悩みを持った親たちからの質問に答えたものに加筆修正したものです。答えはなるべく具体的に書きました。なぜそのようにした方がいいのかという背景も書き加えました。
 細心の注意を払って書いたつもりではありますが、私どもの回答がすべての子どもの訴えている問題に対応しているとは言い切れません。また、すぐに登校できるようになったり、引きこもっている部屋から外出できるようになるとも言い切ることはできません。
 ここでは、親のどのようなかかわりがどのような意味を持っているのかという基本を提示しました。子どもが本音で求めている親のかかわりを模索していただきたく思います。
 将来への希望を持って子どもとかかわり続けていただくための本としてご利用ください。
                              
高橋 良臣

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