「学校に行きたくない」って誰にも言えなかった 不登校に込められたメッセージ |
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荒井裕司/編著 ほんの森出版 定価(本体1,400円+税) 初版1999年10月 ISBN-10:4-938874-11-3 ISBN-13:978-4-938874-11-7 C3037 *品切れ・重版未定 |
<一言コメント>
編著者が代表を務める「登校拒否の子ども達の進路を考える研究会(略称:登進研)」主催のセミナーで行われた[不登校体験をもつ若者]と[不登校の子をもつ親]との対話を収録。「ここが知りたい」という親の率直な質問に、若者たちが体験から答えています。
「行かないんじゃない、行けないんだ」「今日は休めるとわかるとホッとする」「不登校がクセになっちゃった」「不登校を通して父親の背中が見えてきた」「学校なんか行かなくていいとは思っていない」……
親、学校や担任、カウンセラーとのかかわりにも言及していますので、不登校の当事者だけでなく、不登校の子どもやその親を援助する際にも参考になります。
<もくじ>
第1章 私を支えてくれた不登校の子どもたち 荒井裕司
第2章 親と子の対話@
「行かないんじゃない、行けないんだ!」
「親としては、それでも学校に行ってほしい」
第3章 親と子の対話A
「学歴よりも、夢を追いかけて生きていきたい」
「学校に行かなくてもいいよって、最近やっと言えるようになりました」
第4章 親と子の対話B
「ファミコンを金庫にしまわれちゃって」
「私も隠しましたよ。どこの親も同じなんだね」
第5章 親と子の対話C
「やりたいことがあれば、どんなことだってがんばれる」
「現実問題として、学力面がいちばん心配です」
第6章 親と子の対話D
「母親の愛情ってすごいなあって思う」
「女房に、お父さんも考えてくれなくっちゃと言われましてね」
第7章 わが子が不登校になった時−親として何ができるか 海野千細
あとがき 生きる主体としての「自分」をつかむ旅−人として育つ力にふれて 中原美恵
登進研のあゆみ[1995-1999]
<著者紹介>(初版時)
荒井裕司 (あらい ゆうじ)
高校再受験の予備校設立、不登校の子どもたちのためのサポートアカデミー(フリースクール)設立を経て、1992年に東京国際学園高等部を創立。1995年「不登校の子ども達の進路を考える研究会」を設立。遼寧中医大学附属日本中医薬学院理事長、全国通信制サポート校協議会会長等を兼務。
*「登校拒否の子ども達の進路を考える研究会」のホームページは http://to-shin-ken.net/
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