写真を拡大表示する 学校教育相談−理論化の試み
大野精一/著 ほんの森出版 定価(本体1,553円+税)
初版1997年2月 ISBN4-938874-02-4 C3037

<一言コメント>
 著者の16年間の実践と今までの日本の主要な学校教育相談論や欧米のスクールカウンセリングの検討を通して、[学校教育相談とは何か]の全体像を示しました。「自分がやっていることの意味や位置づけがはっきりした」と評判の書です。

<もくじ>
はじめに―本書の目的と構成
第1章 私の実践―問題の所在
 1.私の学校教育相談実践
 2.校務分掌位置づけにともなう諸問題
 3.学校教育相談の年間活動計画
   1) 第1年目の学校教育相談年間活動計画
   2) 第2年目の学校教育相談年間活動計画
   3) 第3年目の学校教育相談年間活動計画
   4) 第4年目の学校教育相談年間活動計画
 4.相談面接の実態
 5.問題の所在
第2章 私の学校教育相談研究
 1.生活指導(生徒指導)担当者の意識調査から
 2.学校教育相談実践史から
  1) 生徒指導両輪論
   2) 指導の三角形論
   3) 生徒指導中核論
   4) カウンセリング・マインド論
   5) 批判的検討
 3.文部省の学校教育相談観変遷史から
   1) 「学校教育相談」観の原型
   2) 学校教育相談観の定立
   3) 学校教育相談観の混乱
   4) 学校教育相談観の新たな模索
 4.外国との比較から
   1) ヨーロッパのスクールカウンセラー事情について
   2) アメリカのスクールカウンセラー制度について
   3) アメリカ・スクールカウンセラー協会の役割声明について
 5.学校心理学や学生相談の研究から
   1) 学校心理学について
   2) 大学の学生相談について
   3) 國分康孝教授の学校カウンセリング論について
 6.私の学校教育相談論
   1) 相談係の役割に関する文献研究(1985年)
   2) 私の相談係役割論 (1986年)
   3) 私の学校教育活動における教育相談の位置づけ論 (1989年) や学校コミュニティ論 (1990年)
   4) 私の学校教育相談論のまとめ
第3章 学校教育相談の将来展望
 1.文部省の「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」と学校臨床心理士について
   1) 文部省の事業内容
   2) 若干の疑問
   3) 私の立脚点
   4) スクールカウンセラーの意義と必要性
   5) カウンセリングとサイコセラピー等との異同について
 2.「相談教諭」構想について
   1) 構想の内容
   2) スクールカウンセラーの担い手
   3) スクールカウンセラー固有の対処方略
 3.「学校カウンセラー」について
 4.学校教育相談の将来展望

<著者紹介>(初版時)
大野精一 (おおの せいいち)
東京学芸大学教育学部卒業後, 立教大学経済学修士, 上智大学カウンセリング研究所専門カウンセラー養成課程修了(専門カウンセラー資格認定),放送大学教養学部発達と教育専攻卒業。東京都立農産高校(定時制),都立水元高校,都立墨田川高校(堤校舎)を経て,都立足立西高校教諭。この間に,東京都立教育研究所教育シソーラス開発プロジェクト心理部門委員,NHKジャーナル・マイクコラム担当,文部省『学校における教育相談の考え方・進め方』作成協力者,文部省『高等学校公民指導資料』作成協力者,東京都教育委員会学校不適応検討委員などを歴任。日本学校教育相談学会幹事,日本教育心理学会・学校心理士資格認定準備委員,『月刊学校教育相談』編集委員。
著作 『学校教育相談の実際』 (共著) 1986年 学事出版,『毎日の教育活動のためのHR担任実務全書』(共著)1988年 教育出版,『学校カウンセリング辞典』(項目執筆)1993年 金子書房,の他,学校教育相談の理論化を学校現場から提言した論文,翻訳など多数。

書籍の一覧表に戻る
ホームページに戻る